
女性ファンが多くを占める宝塚歌劇ですが、「宝塚男子」「ヅカ男子」と呼ばれる男性ファンも頑張っています。
古くは漫画家の手塚治虫さんや、作家の野坂昭如さんをも魅了した宝塚歌劇団。
このブログ記事では、宝塚歌劇団のファンであると公言している男性タレント・元スポーツ選手を紹介します。
歌広場淳(ゴールデンボンバー)

歌広場淳(うたひろば・じゅん)さんは、小学校の6年間を兵庫県西宮市(宝塚市の隣)で過ごしました。
小学校1年生のとき、阪神競馬場の夏祭りで、きらびやかな宝塚歌劇と出会い、中学時代から本格的にハマっていったそうです。
好きなスターは、元星組トップの紅ゆずるさんです(※)。
※:2020/6/29 スポーツ報知「【オトコだって宝塚が好き!】ゴールデンボンバー・歌広場淳『男の生き方を学べます』」
及川光博

及川光博さんは、幼少の頃からお母さんの影響で宝塚歌劇団に親しみ、大ファンなのだそうです(※1)。
宝塚歌劇花組公演「相棒」(2009~2010年)で主演した当時の花組トップ・真飛聖(まとぶ・せい)さんはお友達とのこと(※2)。
及川さんの元妻・檀れいさんも元・宝ジェンヌですが、檀さんの現役中に交友関係はなかったそうです。
マリウス葉(SexyZone)

マリウス葉さんのお母さんは、元・宝ジェンヌの燁明(よう・あきら)さん。黒木瞳・涼風真世・真矢ミキ等と同期です。

燁明さんは宝塚退団後、ドイツ人と結婚してドイツ在住になりました。3人のお子さんを出産し、長女を宝塚に入れたいと、日本へ帰国するとき、子どもたちを宝塚歌劇を見に連れていったそうです。
しかし、一番興味を示したのは次男のマリウス葉さんで、10歳になる前に「僕、宝塚に入りたい」と言い出したのだとか!
何でもマリウス葉さんは、宝塚歌劇では男性が男役をやっていると思っていたそうです・・・(※)
その後選んだジャニーズへの道は、マリウスさんにとって、宝塚歌劇に近い世界なのかもしれませんね。
※:2021/1/20 ラジトピ「宝塚歌劇団OGの燁明、息子・マリウス葉の宝塚愛を明かす!」
松尾雄史(演歌歌手)

松尾雄史(まつお・ゆうし)さんは兵庫県出身の若手演歌歌手。
2017年から宝塚にハマっているそうです。

きっかけは「ベルサイユのばら」のDVDをもらったこと。映像を観たら面白かったので、生の舞台を観に行ったところ
「こんなに素晴らしいものが世の中にあったんだ」
と思ったそうです。現在では月1回は劇場へ足を運び、嫌なことをすべて忘れて楽しむのだとか(※)。
※:2022/1/18 うたびと「新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~松尾雄史『なでしこの花』」
ラサール石井

ラサール石井さんの演劇の原点は、少年時代に観た宝塚歌劇(※1)。
2018年には、朗読劇「愛にまつわる…〜いくつかの〜」で、元・宙組トップスターの凰稀かなめさんと共演しました(※2)。
- ※1:2015/11/18 演劇キック宝塚ジャーナル「バックステージを描いたオリジナルミュージカルの傑作!『HEADS UP! ヘッズ・アップ』レビュー&囲みインタビュー」
- ※2:リーディングアクト「愛にまつわる…〜いくつかの〜」
笠井信輔(元フジテレビアナウンサー)

笠井アナは年間100本の舞台を見るほどの演劇好きで、特に宝塚歌劇は30年以上通っている「ヅカヲタ」だそうです。
宝塚を見始めたきっかけは、大学3年生のときに好きだった女の子がヅカヲタで、東京宝塚劇場でデートしていたから。
彼女が耳元で解説してくれるのがお目当てで、宝塚を見に通い始めたのだそうです(笑)
そのヅカヲタの彼女とは、元テレビ東京アナウンサーの茅原ますみさん。
笠井アナと茅原アナは後年めでたく結婚します(※)。

山里亮太(南海キャンディーズ)

南キャンの山ちゃんの電撃結婚は、2019年の大ニュースでした!お相手は女優の蒼井優さん。
そして蒼井さんは、生まれ変わったら宝塚の脚本家になりたいと公言するほどの宝塚ファン。
そんなお連れ合いの影響で、山ちゃんも宝塚ファンになり、2022年4月から、BSスカパーで冠番組「山里亮太の宝塚男子になってもいいですか」を持つまでになりました(※1)。

蒼井優さんは、山ちゃんの宝塚沼へのハマり方について、「あまりに沼の着水がきれいすぎて、音が聞こえなかった」と評したそうです(※2)。名言!!
- ※1:2022/4/28 SPICE「山里亮太&紅ゆずる、BSスカパー!新番組で宝塚歌劇への熱い思いを語る」
- ※2:2022/3/14 Spotify「中村橋之助のカルチャー幕見席」#1前編 ゲスト:南海キャンディーズ・山里亮太さん
中村橋之助(歌舞伎俳優)

中村芝翫さんと三田寛子さんの長男・中村橋之助さん。
関西出身で宝塚ファンの三田寛子さんは、幼い橋之助さんを宝塚劇場へ連れて行ったそうです。
当時は嫌だったそうですが、2018年に幼なじみに誘われ月組公演「エリザベート」を観に行き、珠城りょうさんと目が合った瞬間「雷が落ちて」、宝塚沼にハマり始めました。
好きなスターは、珠城りょうさん、望海風斗さん、真彩希帆さんです。
★↓↓↓橋之助さんの宝塚愛について、詳しくはコチラ
華吹(元大相撲力士)

51歳まで現役力士として活躍された華吹(はなかぜ)さん。
2022年1月に引退されましたが、この方も長年の宝塚ファンだそうです。
2017年12月に、元タカラジェンヌ・真衣ひなのさんのインスタグラムに載った写真。

この投稿には、「そういえば劇場でお相撲さん見かけたことあります」「行く先々で後ろ姿をお見掛けしたことがある力士さん」とコメントが寄せられていました。
身長184cm、体重120kgのお相撲さんがいらっしゃったら、目立ちますよね^^
福本豊(元プロ野球選手)

昭和の球界で、阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)の外野手として活躍。世界の盗塁王として有名だった福本豊さん。
宝塚歌劇を見始めたのは2004年以降で、お連れ合いが月組時代の瀬奈じゅんさんにハマり、お供としてついて行ったのが始まりだそうです。
最初は分からへんし、眠たいし(笑い)。客も女の人ばかりで照れくさく、恥ずかしいと思っていたけど、同じ公演を数回見ると、だんだん分かってきて『ええな』って。男役はカッコええ。男にはできない格好やし、ピシッとしててね。
何度も同じ公演を見るうちに男役の魅力にハマり、月に6〜8回も宝塚を観に行くほどのファンになったそうです。
2014年に、宝塚歌劇団創立100周年を記念して開催された「宝塚大運動会」では、福本さんが大トリ競技「組対抗リレー」のスターターを務めました。

そんな福本さんが好きなスターは望海風斗さん。「オーラがあり、出てきたら場の空気が変わる。4番打者の風格」と野球に例えて語るあたりがさすがですね!(※)
※:2020/6/29 スポーツ報知「【オトコだって宝塚が好き!】福本豊さん『望海風斗は4番打者の風格』」
世間のヅカ男子たち
巷に生息するヅカ男子たちの実態について、twitterから拾ってみました。
ヅカ仲間のヅカ男子にお土産わたしたらめっちゃ喜ばれた。クルクルと周り手に腰両手あててスキップしていた。女子に乙女に見えた
https://twitter.com/104asa2018hosi/status/1531431575736717313
年間100回宝塚を観劇して、グッズやら遠征の宿泊費や交通費すべて含めて1年で150万円使ったというヅカ男子の報告を見て、私はまだまだ信心が足りないと思った。
https://twitter.com/yokioyokio/status/1210148767682285569
どうやら、お子さんがヅカ男子というケースもあるようで・・・
今日の息子の漢字練習は望 札 未 末
希望という漢字を見て、これは真彩希帆さんと望海さんなんだね!と。完全なるヅカ男子。
https://twitter.com/tantianniprima1/status/1540467500126961664
長男、秋の発表会に向けてリコーダーの練習してる。課題曲はディズニー。
のはずなのに すみれの花咲く頃 が聴こえる……。
https://twitter.com/parikapaparika/status/1156744182234435584
また、学校の先生がヅカ男子ということもあるようです。
いきなり学校の美術の先生に呼び出されて何かと思ったら、「宝塚好きなの?」って聞かれて贔屓についてお話した…先生ヅカ男子だった
https://twitter.com/Aki__sucre/status/1373795373584580608
久しぶりにお会いした部活の顧問の先生(20代ヅカ男子)から「1月○日に大劇場いらっしゃいました?お見かけしました」と言われた
「はい、居ました」
それからしばらく望海さんの話で盛り上がる幸せな時間でした。
https://twitter.com/Lily_in_JPN210/status/1367062030268526592
そして、宝塚の魅力は年代を問わないようです。
兄が宝塚ファンだけど男が1人で観劇行くのは恥ずかしい!といつも連れて行かれたと言う90代のおばあちゃん。太古の昔からヅカ男子はいたのね。
https://twitter.com/tantianniprima1/status/1540467500126961664
最後に、夫をヅカ男子に育て上げた妻のツイート。
最近、旦那氏もだんだんヅカ男子になってきて、彩風咲奈ニュースを見かけると、仕事中でもメール送ってくるwwちなみに今さっきは全ツの配役送ってきたwwごめん、知ってるwwww
https://twitter.com/vjuE1bONn7owa6v/status/1384655129857597442
「料理男子」や「スイーツ男子」など「○○男子」という呼び方が流行っていますが・・・
こうしてさまざまな男性が魅了されている様子を見ると、却って「宝塚ファンに性別は関係ない」と思えてきますね。
まとめ
このブログ記事では、宝塚ファンを公言している男性タレント・元スポーツ選手を紹介しました。
南海キャンディーズの山里亮太さんは、宝塚の魅力を次のように語ります。
かわいいアイドルをかわいいと思うのと違って、男として生きていて、かっこいい存在にキュッとなるという感覚が自分の中にあるというのが衝撃で。
男優さんをかっこいいと思うのともまた違うんですよね。新しい感情、第三の感情みたいなのが芽生えるんです。
それって宝塚でしか体験できない感情じゃないかなと思います。
山ちゃんの表現力、素晴らしいですね。
「男として生きていて、かっこいい存在にキュッとなるという感覚」「新しい感情」「第三の感情」「宝塚でしか体験できない感情」
世のヅカ男子たちの気持ちを代弁しているかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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