「美人すぎる国会議員」として有名だった金子恵美(かねこ・めぐみ)さん。
2016年2月、長男出産直後に夫・宮崎謙介氏(国会議員の同期)の不倫が発覚・・・
宮崎氏は議員辞職し、恵美さん自身も2017年10月の衆院選で落選してしまいました。
2020年11月、宮崎氏に4年ぶり2度目の不倫が発覚するも、恵美さんは「離婚は考えてないです」と明言。
むしろ夫婦関係をネタにして(?)、現在、テレビコメンテーターとして活躍されています。
今回の記事では、そんな金子恵美さんの生い立ちと若い頃、政治家を目指した理由、地方議員から国会議員への歩み、宮崎謙介氏との結婚について紹介します。
※なお、現職の衆院議員である金子恵美(かねこ・えみ)さん(福島1区/立憲民主党)は別人物です。
★この記事の要約★
このブログ記事は、
- 金子恵美さんの父親(故・金子由征さん)は元・新潟県月潟村村長。地方政治家の父の背を見て育つ
- 幼少時より伝統芸能の舞台に立っていたことから、早稲田大学第一文学部演劇専攻へ進学
- 新潟放送に一般職非常勤職員として入社するも、重度の顎関節症で療養
- 社会復帰のため母親がミスコンに応募し、2002年「新潟県きものの女王」、2003年「ミス日本」関東代表に選出
- 韓国留学を機に政治家への志を固め、29歳で新潟市議、32歳で新潟県議、34歳で衆議院議員(新潟4区/自民党)に
- 37歳のとき、国会議員同期の宮崎謙介氏と入籍。結婚式を合計6回挙げ、長男を出産
という内容になります。
金子恵美(かねこ・めぐみ)
- 生年月日:1978年(昭和53年)2月27日(2024年で46歳)
- 出身地:新潟県
- 本名:宮崎恵美
- 身長:167cm(※1)
- 血液型:O型(※2)
- 趣味:旅行(温泉、リゾート中心)、食べ歩き、読書、映画鑑賞(※2)
- 特技:書道、カラオケ、手話(※2)
- 所属:レプロエンタテインメント
金子恵美さんは1978年、3人姉妹の末っ子として、新潟県西蒲原郡月潟村に生まれました。
月潟村は、新潟県で最も小さい面積の村。
そして、お父さんの金子由征(かねこ・よしまさ)氏は、恵美さんが3歳のときから24年間、月潟村の村長を務めた方です。(現在は新潟市南区)
恵美さんにとって、由征さんは「父というより村長という存在」だったそう。(※3)
お姉さん2人は「村長の娘」と呼ばれるのを嫌がっていましたが、恵美さんは 小さい頃から、選挙になると、わくわくして楽しかったそうです。
地元を良くしようと頑張っている父・ 由征さんの背中を見て、政治の世界に憧れるようになっていったとか。(※4)
恵美さんが議員になった後、由征さんは、元・行政の長として、「役所の人にどう掛け合ったら聞いてもらえるか」などアドバイスをしていました。
しかし恵美さんは、三姉妹の中でいちばんお父さんに反抗的で、衝突も多く、政治家の先輩としてのアドバイスを素直に聞けなかったそうです。
そんな由征さんは、2019年5月にご逝去。
恵美さんは「私の政治の師は、父でした」と語っています。(※5)
そして、2年後の命日には
「父にとってたった一人の孫をみせられたことが唯一の親孝行だったのかもしれません」(※6)
と振り返っていました。
恵美さんにとって、地方政治家の家に生まれたことが、議員を目指す発端にあったといえます。
- ※1:レプロエンタテインメント ウェブサイトより
- ※2:日本綜合経営協会 ウェブサイトより
- ※3:2013年09月04日「みわちゃんねる 突撃永田町!! 自民党 金子めぐみ 衆議院議員」
- ※4:2013年3月15日 GQ JAPAN「小さいころから選挙になるとワクワクしていました:金子恵美(34歳、自民党・元新潟県議)──私が政治家になった理由」
- ※5:2019年10月7日 元衆院議員宮崎謙介オフィシャルブログ「金子恵美の政界引退について」
- ※6:2021年5月20日 金子恵美オフィシャルブログより「命日に想う」
そんな金子恵美さんの小さい頃の写真が、なんと月潟村の「郷土物産資料室」に飾られています。
写真左側が恵美さん。当時からとてもかわいいですね!
この衣装は、月潟村の伝統芸能である「角兵衛獅子(かくべえじし)」を舞うときのもの。
この角兵衛獅子は、歌手・美空ひばりさんが歌った「越後獅子の唄」のモデルになったほど著名な郷土芸能です。
恵美さんたち三姉妹は、「村長の娘ということで、なかば義務的に」だったそうですが、3歳から高校2年生まで角兵衛獅子を舞っていたのだそう。(※1)
ちなみに、お姉さんの金子雅美さんは、スタイリストとして映像・雑誌など各種メディアで活躍されています。(※2)
金子恵美さんは、月潟村立月潟中学校から、新潟県立三条高等学校へ進学。
三条高等学校は偏差値63(新潟県内で10位前後)の進学校で、東大京大合格者数は年1名程度。
元新潟県知事で衆院議員の泉田裕彦氏の出身校でもあります。
金子恵美さんは高校卒業後、上京して、難関大学である早稲田大学第一文学部に入学。(※1)
なんと、1日15時間も勉強して、早稲田に合格したのだそうです。(※2)
金子恵美さんがこの大学を志望した理由は、早稲田の文学部は演劇に力を入れているから。
幼い頃から伝統芸能「角兵衛獅子」を演じてきた恵美さんは、演劇専修を専攻し、古典芸能について学びました。(※3)
在学中は、イギリスのバースやアメリカのバージニア州アレキサンドリアでホームステイも経験。
また、新潟出身の農学者・近藤亨氏(元・ネパール・ムスタン地域開発協力会 理事長)のもと、ネパールでの農業支援・交流事業にも参加されたそうです。
- ※1:2007年に早稲田大学第一文学部は「文学部」「文化構想学部」に再編。
- ※2:2018年9月24日 日本テレビ「深イイ×しゃべくり『謎解き本人気イケメン東大生/親友コンビ大久保あさこ&井浦新!』」
- ※3:2013年09月04日「みわちゃんねる 突撃永田町!! 自民党 金子めぐみ 衆議院議員」
金子恵美さんは、早稲田大学卒業後、新潟放送(TBS系列の地方局)に一般職非常勤職員として入社。
編成局のテレビCM部に所属されたそうです。(※1)
しかし恵美さんは、重度の顎関節症を患ってしまい入院。
手術の後は口が開けられないため、会話や食事もままならない状態だったそうです。
つらい症状で入退院を繰り返していた恵美さん。
母の玲子さんは、そんな恵美さんを社会復帰させるために、ミスコンに応募しました。(※2)
2002年には「新潟県きものの女王」に選出。
2003年には、約3000人の中から「ミス日本」関東代表としてファイナリストに!
振袖姿も水着姿も、とても美しいですね!
恵美さんご自身は、「とにかく恥ずかしかった記憶しかない」と振り返っておられます。(※3)
- ※1:2019年10月27日 テレビ東京「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」
- ※2:2013年3月15日 GQ JAPAN「小さいころから選挙になるとワクワクしていました:金子恵美(34歳、自民党・元新潟県議)──私が政治家になった理由」
- ※3:2018年5月3日 週刊ポスト「金子恵美氏『ミス日本のお陰で人生の苦境も乗り越えられた』」
そんな金子恵美さんにとって、政治家を目指すきっかけとなったのが、韓国への留学でした。
梨花(イファ)女子大学校は、韓国で最も知名度の高い名門女子大です。
当時26歳の恵美さんは、新潟県民ということもあり拉致問題に強い関心を持っており、
「2、3年留学して韓国語を完璧にマスターし、いずれ日韓関係の架け橋になれたら」
という思いで韓国に渡航。
現地では女優を目指し、タレント活動も行っていました。
そして、ミス日本のファイナリストに選ばれた経歴から、日本のスポーツ新聞に週1回、韓国の情報を連載することに。(スポニチ・アネックス「金子恵美の韓国通信」)
しかし、恵美さんの書いた記事が、日本語から韓国語へ、間違った翻訳をされてしまったのだそうです。
その誤った翻訳が韓国に広まり、ネット炎上してしまいました。
当時の韓国では、スマホの待受画面を自分の写真にする人が多かったのだそうです。
日本では子供や恋人の写真を待受にすることが多いので、「自分の写真を待受にするのは珍しいな」「美容大国だから美意識が高いのかも」と思って連載記事に書いたのだそう。
すると、間違った翻訳によって
「自意識過剰やナルシストだと言うのか!」
というクレームが殺到してしまったのだとか・・・
恵美さんは、留学先の大学や自宅で待ち伏せされて身の危険を感じ、大使館とも相談して、2005年5月に帰国したのでした。
↓留学後に出版された本です。
とても大変な目に遭った恵美さんですが、この経験から、
「どんなことでも視点によって見方が変わるから、意見のバックグラウンドを知ることが大事」
という、政治家としての基本姿勢を学んだそうです。(※1)
そして、韓国に留学したのをきっかけに、
「日本の子どもたちが日本を愛し、国際社会で自国を主張できるように、教育改革が必要」
と考え、政治家への志が固まったのだそうです。(※2)
その後金子恵美さんは、2007年、新潟市議会議員選挙に南区選挙区から出馬。
4,244票を獲得しトップ当選しました。(当時29歳)
↓当選した2007年、地元の農業イベントで田植えをする恵美さん
↓同年12月、障がいを持った子どもたちのイベントでサンタクロースに
2010年、新潟市議を1期目の任期途中で辞職。
吉沢真澄氏の死去に伴う新潟県議会議員補欠選挙に出馬し、無投票で当選しました。(当時32歳)
その後2012年には、新潟県議を辞職します。
そして、第46回衆議院議員総選挙に、自由民主党公認で新潟4区から出馬し当選。(当時34歳)
↓国会議員に当選して間もない時期、34歳の恵美さん。
毎日のように新幹線で、新潟と東京を往復していたそうです。
そんな恵美さんの議員時代の評判はというと・・・
「愛嬌があり、離婚せずやり直すことを選んだことも評価されていて、人物としての評判は悪くない」
「しかし、安倍チルドレンに重要ポストが回ってくることがあり、金子議員も安倍チルドレンだからだから出世したのでは」
という意見が出ていました。(※1)
一方、早大卒でミスコン出身という華々しい経歴を持つとはいえ、
「実は隠れた苦労人」
「地方議員からキャリアを積み上げている”努力の人”」
であり、安倍チルドレンとは一線を画すと評価する人も。(※2)
石破茂・元自民党幹事長には
「あなた、見た目と違ってドブ板選挙をする男臭い方ですね」
と言われていたそうです。(※3)
「美人すぎる」容姿や、夫・宮崎謙介氏の不倫歴が注目されがちですが、恵美さんが地道な努力家であることは確かなようです。
- ※1:2017年7月1日 Business Journal「公用車私的利用疑惑の金子恵美議員の『評判』」
- ※2:2021年8月11日 リアルライブ「コメンテーター業も好評の金子恵美氏は隠れた苦労人 市議会議員から積み重ねた政治キャリア」
- ※3:2013年3月15日 GQ JAPAN「小さいころから選挙になるとワクワクしていました:金子恵美(34歳、自民党・元新潟県議)──私が政治家になった理由」
2013年、国会議員1年生の35歳のとき、恵美さんは結婚についてインタビューに答え、
「結婚しようと思ったことは2回あるけれど、今恋人はいない」
「4年以内に結婚して子供が欲しい」
「子孫を繫栄させないと国力が低下する」
とおっしゃっています。(※1)
「子孫を繁栄させないと国力低下」というのが、いかにも自民の議員さんらしいですね(笑)
このとき恵美さんは「恋人はいません」とおっしゃっていましたが、既に3歳年下の宮崎謙介氏に「狙われて」いたようです。
恵美さんと宮崎氏は、同じ自民党二階派所属で、2012年に初当選した同期議員でもありました。
宮崎氏は初登院の日に、国会議事堂の前で恵美さんに一目惚れし、「コーヒー飲みません?」と声を掛けたのだとか。(※2)
★このとき既に宮崎氏はバツイチ。最初の妻も国会議員↓↓↓
金子恵美さんと宮崎氏は、自民党の政策集団「志帥会」に所属し、一緒に活動するなかで、同じ早稲田大学卒業と言う話で盛り上がりました。
そして、国家観や政治信条も近かったのだそうです。(※3)
宮崎氏は積極的に恵美さんを誘い、2人は2015年5月19日に結婚を発表。
そして同年8月に、二階派の会合で妊娠初期であることも公表しました。
- ※1:2013年3月15日 GQ JAPAN「小さいころから選挙になるとワクワクしていました:金子恵美(34歳、自民党・元新潟県議)──私が政治家になった理由」
- ※2:2019年10月29日 FLASH「金子恵美、夫・宮崎謙介からの第一声は『コーヒー飲まない?』」
- ※3:2015年5月20日 県央ドットコム「金子恵美衆院議員が結婚会見、議員活動はこれまで通り『国について考える家庭にしたい』」
当時衆議院議員だった金子恵美さんと宮崎謙介さんは、なんと6回もの結婚式を挙げたそうです。
2015年8月から12月にかけて
- 政治家向け 1回
- 経済人向け 1回
- 宮崎さんの選挙区(京都) 1回
- 金子さんの選挙区(新潟) 2回
- 親族向け 1回
月に2回、結婚式をやった月もあったそうです。恵美さんが妊娠中なのにスゴイ!!
安倍晋三首相(当時)が主賓の回では、安倍総理、菅義偉官房長官など席順を決めるのが難しく・・・
席順を作って各議員事務所に連絡し、クレームが入ったら席を替える、といった具合で難航したそうです。(※)
最後の結婚式のときは、お腹も大きくなっていたことでしょう。
↑この写真は2016年正月のもの。宮崎氏はこの日のキモノの着付を担当したタレントと不倫関係になってしまいました…
そして2016年2月5日、恵美さんは、東京赤坂の山王病院で長男を出産。
そしてその日に、宮崎氏とグラビアアイドルとの不倫が「文春砲」されたことを、宮崎氏本人から聞いたのです・・・
この記事では、
- 金子恵美さんの父親(故・金子由征さん)は元・新潟県月潟村村長。地方政治家の父の背を見て育つ
- 幼少時より伝統芸能の舞台に立っていたことから、早稲田大学第一文学部演劇専攻へ進学
- 新潟放送に一般職非常勤職員として入社するも、重度の顎関節症で療養
- 社会復帰のため母親がミスコンに応募し、2002年「新潟県きものの女王」、2003年「ミス日本」関東代表に選出
- 韓国留学を機に政治家への志を固め、29歳で新潟市議、32歳で新潟県議、34歳で衆議院議員(新潟4区/自民党)に
- 37歳のとき、国会議員同期の宮崎謙介氏と入籍。結婚式を合計6回挙げ、長男を出産
という内容をお伝えしました。
お父さんが村長で、「家業のように」政治に親しんできた金子恵美さんは、国内外で学び、新潟市議→新潟県議→国会議員とキャリアを積み重ねていきました。
「美人すぎる(元)国会議員」は美人なだけではなく、地方議員からの「たたき上げ」で、地道に活動されてきたのですね。
議員時代は(ご夫婦とも)優等生のイメージでしたが、夫の宮崎さんの諸々の騒動以降は・・・
おもろい夫婦キャラ!?
最近は、サバサバとした姐御っぽさがカッコいい金子恵美さん、これからのご活躍も楽しみです!