山下久美子さんは、1980年代に「学園祭の女王」「総立ちの久美子」と呼ばれた女性ボーカリスト。
41歳のときにシングルマザーとして双子の子供を出産しています。
現在はお子さんたちも成人し、還暦を超えた現在もパワフルなステージは健在!
このブログ記事では、久美子さんがシングルマザーで出産した経緯・子育て・現在の音楽活動についてまとめます。
山下久美子(やました・くみこ) プロフィール
- 生年月日:1959年(昭和34年)1月26日 ※2024年で65歳
- 出身地:大分県別府市
- 身長:166cm
- 血液型:O型
- 学歴:別府大学附属高等学校中退
山下久美子の若い頃と生い立ちは↓↓↓
山下久美子さんは、1980年(昭和55年)に「バスルームから愛をこめて」で歌手デビュー。
1982年(昭和57年)に発売した6枚目のシングル「赤道小町ドキッ」がカネボウ化粧品のCMソングになり、41万枚以上の大ヒットになりました。
そんな山下久美子さんは、1985年(昭和60年)から1997年(平成9年)までの12年間、ギタリストの布袋寅泰さんと結婚していました。
布袋さんと離婚後、未婚シングルマザーとして双子を出産します。
★山下久美子と布袋寅泰の結婚&離婚の経緯は…↓↓↓
山下久美子はなぜシングルマザーに?
山下久美子さんは、2000年(平成12年)に、双子の娘のあかねさんとひかるさんを出産。
そのとき久美子さんは41歳、高齢出産と呼ばれる年齢でした。
再婚はしておらず、父親の男性については公表されていません。
離婚後15年ぶりに再会した知人(日本人の独身男性)から「ずっと好きだった」と伝えられたそうです。
その後久美子さんは妊娠し、その男性と2人で話し合った結果、結婚せずに自身で生み育てていくことに決めたそうです。
結婚というかたちはとらず離れて暮らしているけれど、相手男性からは退院後にカサブランカの花束が届き、頻繁ではないけれど会ってもいるそうです。
双子の娘たちは既に成人
予定日より2ヶ月早く、低体重児として生まれた子どもたち。
山下久美子さんは仕事をセーブし、子育てをしてこられました。
子どもたちが小学校に上がると、積極的に学校へ出向き、朝の読書(読み聞かせ)やPTA活動にも参加したそうです。
そんなお子さんたちも既に成人し、久美子さんは現在、アルバム発表やライブなど、音楽活動を精力的に行っています。
久美子さんは20年の子育てを振り返り、
「でも実はまだ子育ては終わってないというか、まだまだ長いなって感じ」
「やっぱり母1人で娘2人と向き合うのは今もすごい戦いかな」
と語っています。(※)
1人を産み育てるだけでも大変なのに、初めての出産が双子!
山下久美子さんの妊娠・出産・育児には紆余曲折がありました。
低体重児のため予定日より2ヶ月早く帝王切開で出産
2000年(平成12年)41歳の春に、山下久美子さんは自身の妊娠を知りました。そのとき久美子は6月に、デビュー20周年の記念アルバム発売とコンサートを控えていました。
幸いほとんど「つわり」はなく、少しゆったりとしたステージ衣装を選びながら、パワフルなステージを見せた久美子さん。
しかし妊娠6ヶ月の定期検診で、胎児が双子であることが判明しました。さらに妊娠8ヶ月の検診では、双子の1人があまりにも小さいことがわかり、東京・広尾の日赤医療センターに入院します。
早く双子ともお腹から出してあげた方がよいという医師の判断で、予定日より2ヶ月早く帝王切開で出産。あかねさんは1556グラム、ひかるさんは784グラムで生まれました。
出産直後に、NICU(新生児集中治療室)の閉鎖型保育器へ。久美子さんは毎日NICUへ通い、退院後は搾った母乳を冷凍用袋に入れて届けたそうです。
赤ちゃんは無事に成長し、先にあかねさんが退院し、その2ヶ月後にはひかるさんも退院しました。(※)
※:朝日新聞「山下久美子 双子のシングルマザーになる ~患者を生きる~」朝日新聞社,2016年
双子子育ては大変!「人生で一番奮闘した時期」
退院後は、双子が交互に目を覚まし、ミルクを求めて泣く夜が続きました。
片腕で1人に母乳を飲ませ、もう片腕でもう1人に哺乳瓶を飲ませることもあったそう。
大分の実家からお母さんに来てもらい、保育園に入るまでを乗り切りました。
1歳で保育園に入園するまでが「人生で一番奮闘した時期」だったと、久美子さんは語ります。(※)
※:朝日新聞「山下久美子 双子のシングルマザーになる ~患者を生きる~」朝日新聞社,2016年
小学校では読み聞かせやPTA活動も!
山下久美子さんのお子さんたちは、芸能人の子どもということで注目を浴びてしまうことがあったそうです。
そこで久美子さんは、双子ちゃんが小学校に入ると、積極的に学校に出向いてママ友とのおつきあいをするようにしました。
始業前の朝8時から朝の読書活動(本の読み聞かせ)をしたり、PTA活動も皆が嫌がりそうな役に手を挙げて、結局2回も役員をやったそうです!すごい!!
中学校のとき「人生の全て」を話す
今は子どもでもスマホを持てば、インターネットで何でもわかってしまう時代。
久美子さんは、お子さんたちが中学生の頃、2人が生まれる前の久美子さん自身の人生について、全部話をしたそうです。
布袋寅泰さんとの結婚や離婚のことも、全てお話ししたのでしょうね。
そのため、久美子さんとお子さんたちのあいだに隠しごとはなく、お子さんたちの受け止めはクールなのだそうです。(※)
★山下久美子自伝『ある愛の詩』の内容はコチラ↓↓↓
山下久美子さんは2005年(平成17年)以降、子育てを優先し、音楽活動を一時期縮小していました。
双子のお子さんたちも大きく成長された現在、久美子さんはどのような音楽活動をしているのでしょうか?
2013年に大澤誉志幸とコラボして音楽活動を再開
山下久美子さんは2013年(平成25年)、シンガーソングライター・大澤誉志幸さんとのコラボレーション・アルバム「& Friends」をリリースして、音楽活動を本格的に再開しました。
大澤誉志幸さんは、久美子さんが1983年(昭和58年)に出した8枚目のシングル「こっちをお向きよソフィア」の作曲者です。
活動を再開したきっかけは、大沢さんが「久美子、そろそろ歌いたいんじゃないの?」と電話したこと。それで大沢さんのライブに客演したところ手ごたえがあって、一緒にレコーディングをしたそうです。(※)
その後、ライブの数も徐々に増やしてきました。
※:2013年3月26日 株式会社 萩庭桂太 写真事務所「ユニット誕生 山下久美子&大澤誉志幸」
2019年には還暦記念、2020年には40周年記念のライブ
山下久美子さんは2019年(令和元年)に還暦(60歳)を迎えました。
それに合わせ、記念ライブツアー「山下久美子 The Sweet Sixty☆Special Rockin’Live」を開催。
そして翌2020年(令和2年) は、デビュー40周年!
40周年記念ライブはコロナ禍のため、最初は無観客の配信型で行われていましたが・・・
2021年3月、ようやく観客を入れての40周年ライブが開催されました!!
山下久美子と布袋寅泰の現在は・・・?
山下久美子さんは2020年(令和2年)に、アルバム「愛☆溢れて!~Full Of Lovable People~」を発売しました。
このアルバムはCD2枚+DVD1枚の3枚組という豪華版で、久美子さんの1990年代の曲を中心に収録しています。
久美子さんの90年代の楽曲は、その多くに元夫・布袋寅泰さんが関わっていて、なんとCD1枚目に収録された15曲中12曲が布袋さんの作曲!
久美子さんは「ライブで最近よく歌い、いい曲がいっぱいあると改めて思った。歌は歌。思い出に浸っていたら歌えない」と話しています。(※)
うーん、潔いというか、カッコイイ!!
プライベートでは、きっともう交わることのない道なのでしょうけれど、歌は歌、過去は過去、なんですよね。
※:2020年12月3日 読売新聞オンライン「元夫・布袋寅泰の作った曲『最近よく歌う』…山下久美子『思い出に浸っていたら歌えない』」
ライブに寄せられたコメント
さてここで、近年の山下久美子さんのライブに参加した方々のコメントを集めてみました!
コロナ対策で途中に換気タイムを挟み観覧の皆様も着席したままでの応援でしたが、エネルギーがほとばしる感動的なステージでした。
山下久美子ライブ最高でした♥デビュー40周年だって。私がファンになって38年くらいかな。どの曲が始まっても、あーこの曲聴きたかったの大好き♥♥って感動して全曲マスクの下で一緒に口ずさんでました。久美子が変わらず可愛くて感動して泣けちゃいました。
大澤誉志幸 山下久美子ライブ肉眼・・・終了!!!キュートな久美子さん、ファンキーな誉志幸さん、ソーヤングな90minを有難う!!!
昨日は、YOKOHAMA billboardで山下久美子さんと大澤誉志幸さんのライブを見てきました!大澤さんはJAZZっぽい韻の踏み方でオシャレな歌い方なのに対し、山下さんはエッジの聴いた可愛らしい声で、それぞれ良さがあってすごく勉強になりましたし、楽しみました!
渋谷マウントレーニアホールに山下久美子さんのライブを見に行きました。還暦記念ライブでしたが、声凄い出てるし、盛り上げ方も相変わらずうまいから、凄く楽しかった!
山下久美子ライブ最高でした。キャンディボイス健在。パワフルなステージ。いつまでも色あせない珠玉の名曲の数々。あの頃と変わらぬキュート&アクティブな姿、還暦とは思えない。山下久美子をずっと聴いてた学生時代を思い出して心がホッコリしたわ
久美子さんのキュートさ&パワフルさ、そして楽曲のすばらしさに、感激の声が集まっていますね^^
還暦をすぎてもパワフルなステージを見せる山下久美子さん。
その若さと健康のヒミツは一体何でしょうか?
30代から週2回のスイミングを継続
山下久美子さんは36歳のときから、週2回スイミングに通っているそうです。(※1)
きっかけは、吉永小百合さんが泳いでいると聞いたこと。
ストイックになりすぎないように「20分以上」という目安で継続していて、1回だいたい1kmくらい泳ぐとか。(※2)
子育て期には、お子さんたちに「水かきができちゃうよ」と言われていたそうです^^
40代からお肉を食べない生活に
食生活は、40代の頃からお肉を食べない生活を送っているそうです。
もともと布袋寅泰さんと結婚されていた頃に、あまりに血気盛んで壮絶な夫婦ケンカを繰り返すので、2人で「肉を食べるのを控えた方がいいのではないか」と肉食を控えたことがあるそうです。
40代以降は子育て中だったこともあり、鶏肉とシーフードは食べたけれど、牛肉はナシ。
体質改善になり、体が動きやすく、ライブ後も疲れにくくなったとか。(※2)
また、若い頃は酒豪だった久美子さんですが、現在では「あした歌わなきゃいけないから”お利口”にしておこう」と、早寝早起きを心掛けているそうです!(※1)
- ※1:2016年05月22日 毎日キレイ「山下久美子:年を重ねると『だんだんラクに』30代から週2回のスイミングで心身整える」
- ※2:2009年7月 ewoman「佐々木かをり対談 win-win 第15回 山下久美子さん」
最後に、山下久美子さんの自叙伝である『ある愛の詩』に寄せられた、読者の感想・コメントを紹介します。
まっすぐな語り口に、すんなり読めてじんわりくる。
シンガーになって、恋をして、結婚して、離婚、出産まであけっぴろげに書かれてて、読み応えがあありました。
双子ちゃんが大きく、元気に育ってくれることを祈ってます。
小さなかわいい天使ちゃんたち。その報道に私も心からエールを送った記憶があります。それも危険な状態だったけれど、小さな命は一生懸命に生きている。これほど強さを与えれるものは他にはないでしょう。
人はいつからかいがみ合い、憎しみ合い、時に命を抹殺することさえある。でもみんなみんなこんな小さな命からの始まりからだったのにね。いつまでもそのことを忘れてはならない。そんなことを教えられた一冊でした。
今井美樹さんのファンです。布袋さん再婚後、久美子さんが当時どのように思って過ごしていたのか、発売当初より大変気になっていました。手元に届いてから一気に読んでしまいました。
力強いけれど繊細で感受性豊かな文章、たくましい母親像。久美子さんのことは、何も知りませんでしたが、真摯な文章に彼女の誠実・正直な人柄を感じました。
一番つらかったのは、可哀想な人だと、哀れみの目を向けられることだったと書いています。
今でも元夫のニュースがあるたび、昔のことを掘り返されることに、ご本人はうんざりしているのではないでしょうか。自分は幸せに暮らしているよ、と。
(中略)いい加減に、根拠のない噂で今井さんを叩くこと、その際に久美子さんを引き合いに出すのはやめてもらいたいなと思います。
経済力がある女性は、こんな風に生きられるんだな と思います。
無理して男性にしがみついていない、未婚の母でも素敵な人なんだなという感想です。
久美子さんのまっすぐさに感動した方、前向きに生きる姿を応援する方が多いようですね!
★元夫・布袋寅泰と今井美樹夫妻の現在は…↓↓↓
このブログ記事では、山下久美子さんがシングルマザーで出産した経緯・子育て・現在の音楽活動についてまとめてみました。
子ども1人でも大変なのに双子ちゃんを育て、過去のこともお子さんたちに率直に話した久美子さん、素敵ですね。
年齢と経験を重ねて、自然体でも輝いている山下久美子さん、これからの音楽活動にますます期待したいと思います!